ガントレットは一対一で行われる対決形式の勝負である。このゲームにはペイント弾に対する制限が無く、お互いのプレイヤーはほかのほとんどのゲームと同様にフィールドの端からゲームを開始する。ガントレットゲームは大規模なリエナクメントゲームの最中、再投入されるまでの待ち時間をつぶすために都合がいいため、人気が出てきている。
シナリオペイントボールはノルマンジー上陸作戦といった歴史的な戦闘そして近代的な人質救出任務を多いときには参加人数数百人という非常に大きな規模で再現しようというプレイスタイルである。シナリオゲームは最短で数時間、複雑なものになると数日間もの間競技が続けられる。規模が大きい場合、決められた間隔でプレイヤーが引き上げたり再投入されたりする。このシナリオゲームは多くの場所でプレーされており、様々な土地で熱心なプレイヤーがこのプレイスタイルを広めるべくゲームを行っている。シナリオゲームフィールドとして有名なのが、ペンシルベニア州ジムスロープにあるスカーミッシュペイントボールであり、ここでは毎年数回シナリオペイントボールが開催される。ここではロシアでのスターリングラードの戦い、そして前述のノルマンディー上陸作戦(Dデーとも呼ばれる)のリエナクメントが行われその規模は年々大きくなり、ゆくゆくはここでのゲームが世界最大規模になるといわれている。ちなみに2005年のDデーリエナクメントでは4,000人以上の人が参加したといわれている。
スピードボールはその姉妹ゲームであるウッズボールよりも速く電撃的にプレイされる。使用されるフィールドもウッズボールと比べて非常に狭く、おおよそテニスコート2面分である。多くのスピードボールフィールドでは空気を入れて膨張させるバリケードが用いられ、チーム内メンバー数も3から10人程度である。相手チームとの戦闘距離が非常に近いため動きが活発であり、スライディングやヘッドスライディングでバリケードに飛び込む激しいアクションも要求される、またバリケードを多用したり、相手チーム内のバリケードに駆け込んで至近距離から敵にアタックするといったスピード感あふれるスリリングなゲーム展開が楽しめる。またマーカーに関してもウッズボール用と比べて、連射速度が速い、小さい、軽いそしてより高価であることが挙げられる。
チーム単位でルールにのっとったプレイが要求されるこのスピードボールはトーナメントにおける基本競技となっており、アメリカには多くのリーグが存在する。アメリカの三大ナショナルトーナメントはNPPL、PSP、そしてNXLでありそのほかにもCFOAやNEPLといった地方で行われるトーナメントも存在する。
ウッズボールはプレイされるペイントボールの中でももっとも一般的で古くから楽しまれているものである。たいていのウッズボールのゲーム場は両チーム数十名のプレイヤーが動き回るに足るだけの広い場所が選ばれる。そして木の枝や木の葉などで覆われた「掩蔽壕(えんぺいごう)」がゲームに先立って作られ利用されることもある。ウッズボールは通常他のゲームよりもゲーム時間が長く、全く違う戦術が要求される。スピードボールというゲームではスピードと連射速度が勝利のカギとなるのに対し、ウッズボールは戦略、チームワーク、周囲への溶け込み(掩蔽壕を利用して隠れること)、大規模な作戦行動そして我慢強さが非常に重要なポイントである。日本のサバイバルゲームの原型とされている。
ペイントボールとは、アメリカ合衆国で草案されたスポーツの一種である。
本競技では参加者が(炭酸ガス、窒素ガス、更に近年では圧縮空気)などの圧縮ガスを利用した銃でペイントボールと呼ばれる小石サイズ(17mmが主流で他のサイズも稀に存在する)の、野菜の色素を基にして作られた無毒性塗料入りの弾丸(ペイント弾)を対戦相手に向けて発射し勝敗を競うスポーツの一形態である。いろいろとある対戦形式の中で最も人気の高いのが、「フラッグ奪取」と呼ばれるゲームであり、このゲームでは2つのチームがお互いの陣地に置いてある旗印を相手チームから撃たれること無く奪い取ることを目的としている。また、別の人気ゲームとして、「殲滅ゲーム」があり、文字通りこれは相手チームのメンバー全員をペイントボールで撃って倒すことを目的としている。
1981年にニューハンプシャー州にてBob Gurnsey、Hayes Noel そしてCharles Gainesらが、マーカーと呼ばれる牛や樹に印をつけるための銃を使って世界で初めてペイントボールのゲームが行った。その後、初の賞金付トーナメントが1983年に執り行われた。
ペイントボールマーカーあるいはペイント銃と呼ばれる装備は名前が違うだけで同じものである。しかしながら、銃という言葉に含まれる悪いイメージをプレイヤーは嫌うためマーカーという装備名が好んで使用される。マーカー以外のペイントボールゲームの装備として他に種々のプロテクターが用いられる。
なおこれに使用されるペイント弾はゼラチンカプセルを利用しており、BB弾を利用するエアソフトのように、競技の後に弾丸が何ヶ月(生分解性プラスチックを使った物でも2~3年)も放置される事が無く、水ですぐ溶けるので速やかに自然に帰ることも競技愛好者筋に好まれている。
